配当金再投資で利益を上げていく際に、うまく利用する必要があるのがNISAです。年間120万円の枠内に限定されますが、このNISAを利用すると、譲渡益のほか配当金まで非課税で受け取れます。ただし、このNISAは癖があり、長期で運用する場合には気をつけておかないといけないことも多い、ありがたいような、ちょっと面倒なものです。
本記事では、高配当・配当金再投資という観点で、NISAについての情報を共有します。NISAは個人投資家に有利な制度ですので、それをきっちり使いこなしましょう!

株取引で利益が得たときの税金
株式取引で儲かったら、税金の支払いが必要です。日本株だとその利益の約20%を所得税+住民税として納付することになります。

日本株式
日本で株式取引を行うと、「譲渡」と「配当」のどちらも税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5% ※所得税に復興特別税を含む)の税金を納付することが必要です。
外国株式
外国株式、特に米国株の取引きは二重課税になっており、「配当」への課税10%を米国に納付することが必要です。譲渡益についての米国への納税は不要です。外国株式とkに米国株の配当は、約30%の税金が引かれることになります。
NISA
NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。18歳未満については、ジュニアNISAがあり毎年80万円までの非課税投資枠となっています。
NISAの出口戦略
NISAで投資してから5年経過すると、次年の投資枠にに繰り越すロールオーバーが利用できます。儲かっているものはその程度により、売却を検討します。ただし、含み損がでている場合にはどうするか、決めることが必要です。

NISA枠をうまく利用する
年間投資額が120万円以上の場合
年間投資額が120万円以下の場合には、NISAで投資を実施しましょう! 損失がでた場合には、NISAでは損益通算ができないこと。投資を行ってから5年後のロールオーバー時に含み損が確定することから、その点に注意して投資を実施しましょう!

年間投資額が120万円以上の場合
年間投資額が120万円以上の場合には、株主優待株(比較的配当は少ないが、優待利回りが高い)を除いて、NISAに投資しましょう!(NISAでは損益通算ができないたえ、株主優待株で株価が下がった場合に、利益の調整が難しいです)
NISA投資額の上限に達した場合には、一般口座で投資を継続します。

まとめ
本記事では、高配当・配当金再投資という観点で、NISAについての情報を共有します。NISAは個人投資家に有利な制度ですので、それをきっちり使いこなしましょう!
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